白鳥の誘惑
彼の名は滝谷亮、新米の添乗員だ。
ルードヴィヒ二世をめぐる旅の添乗員をまかされた亮は、ドイツ史に詳しい大学院の学生、史郎を紹介される。
初対面で立場も性格も違うふたりはひそかにひかれあい、いっしょに旅立つ。
旅の目的であるルードヴィヒ二世の居城に近づいたとき、史郎に異変が……。
男を愛した王は彼らふたりにとんでもない影響を与えた……。 |
白鳥の困惑
彼の名は佐々岡史郎、西洋史専攻の大学院生だ。
ルードヴッヒ二世をめぐるドイツの旅に出かけた彼は、とんでもない荷物を持って帰った。
男を愛した王の亡霊は日本の風俗を楽しみ、史郎の恋をけしかける。
添乗員の彼とやっとデートにこぎつけた史郎は、亡霊が見える霊能力者と出会うが……。
『白鳥の誘惑』の後日談。 |
星の夜
浜崎雪はフィギュアスケートをやってる高校生。
けれど不調と怪我でもう辞めてしまおうかと悩んでいた。
スケートクラブの先輩に連れられて雪山に行った雪は、そこで憧れのスケーターと出会う。
たしかに憧れの選手だったが、雪にとって不運を運んでくる相手でもあった……。 |